ジョブサポートだより
1 授業のようす ❗
「社会生活の時間」には、履歴書の書き方等に ついて学習しました。また、DVDを見ながらストレッチ運動もしています。
タイムカード等をもとに賃金計算の方法と、10個ずつまとめて数える方法や単位、社会人の常識やマナーについても学習しました。
「工場内実習」では、枕カバーやシーツのプレス、ガウン畳み等、作業内容の広がりやスピードの向上が見られました。
2 あれこれ記者ノート ❗
(1)顧客満足の高い企業は、どこが違うか?
⭐ JCSI(日本版顧客満足度指数)調査のこれまでの結果を見ると、満足度の高い企業や業界には一つの傾向がある。それは、顧客のターゲットが絞られているということである。多様な価値観の顧客を取り込もうとすればするほど、満足していない顧客も取り込むことになるため、平均的な満足度は自然と低下していくことになる。
「今日明日だけでなく、10年先の話をしよう。」
中小企業には、資金繰りの悩みを抱えている経営者が多い。注文確保、トラブル対応、お金の工面など目先のことに目を奪われがちな毎日を送っていると、「将来どんな会社に発展するのか」という長期ビジョン(ワクワクする将来像)が置き去りにされがちだ。経営理念、10年ビジョン、経営方針に一貫性があり、社員を最も信頼できるパートナーと考え、高い次元での団結を目指し、共に育ち合うことが大切になる。言い換えれば、何のために経営をやっているのか、であり、取引先を含め社会に対し「相手に喜んでもらえることをしてきたか」という点である。企業とは戦略であり、戦略を立てるのは人。つまり、企業の未来価値とは人にあるのです。
(PRESIDENT 2018.7.30号より)
(2)「素敵な老夫婦」
⭐前を歩いていた80歳くらいの老夫婦。
お婆さんがかなりいっぱい荷物持って、お爺さんは手ぶら。なんてひどいお爺さん・・・と思っていたら、少しして「じゃんけんぽん!」「やっと交代だ」「負けちまったか」と二人とも満面の笑顔。幾つになっても、こんな素敵な関係でいられる2人がとても羨ましかった。
(「重信ほっと通信」より)
(3)七五三」の常識・非常識
⭐七五三とは、7歳・5歳・3歳の子供の成長を祝う日本の年中行事。
江戸時代に始まった神事であることから、旧暦の数え年で行うのが正式とされているようだが、現在は満年齢で行う場合も多い。七五三の由来は、古くからの風習であったとされる、3歳の「髪置(かみおき)」、5歳の「袴着(はかまぎ)」、7歳の「帯解(おびとき)」。
◯3歳の「髪置」は、男児・女児共通の儀式。髪を伸ばし始める日(江戸時代では、3歳までは髪を剃る習慣があり、それを終了する儀式)。
◯5歳の「袴着」は、男児の儀式。初めて袴を着ける儀式。
◯7歳の「帯解」は、女児の儀式。幼児用の付紐をやめ、大人の帯を締める儀式。
現在のように、毎年11月15日に七五三を盛大にお祝いするようになったのは江戸時代からのことで、1681年(天和元年)11月15日、江戸幕府第5代将軍徳川綱吉の長男、徳川徳松の健康を祈って始まったとされ、それが庶民に広ま ったという説が有力のようである。
(【11月】朝礼ネタより)
(4)「一流と三流の違い」
⭐何かが起きた時、どう捉えどう考えるかで、一流か二流か三流かが分かります。
たとえば、テレビの天気予報で「明日は大雨です」と言っているのを聞きました。
まず三流の人は、「最悪〜、なんで休みの日に限って雨なんだよ!」と、自分のことばかり考えて、悲観します。
二流の人は、「明日は雨か、ちょうど良かった、久しぶりに映画でも行こうか」と、雨の日という出来事をプラスに捉え、相手を喜ばせようとします。
一流の人は・・・、
「明日は大雨、あの河の付近の人たちは大丈夫だろうか、明日のデートを楽しみにしていた人たちは悲しまないだろうか、大雨で困っている人たちを勇気付ける方法はないか?」と、自分以外の多くの人に心を配る人です。
◯ たとえば、思いがけない臨時収入があったとします。
三流の人は「ラッキー、何買おうかな?」と、自分の私利私欲のために使います。
二流の人は「これはチャンス!世話になっているあの人に恩を返せる」と、誰かのために使います。
一流の人は「有難いな〜、これで少しでも被災地の方々のお役に立てたら幸 いだな〜」と、自分や相手だけでなく、多くの人のお役に立ちたいと思っています。 (「魂が震える話」ブログより)
(5)「落ち葉の季節」
⭐母親のやさしさ
落ち葉の季節になると、家の庭木の葉が隣の庭に舞い落ちます。先日、落ち葉を掃いていたら、隣の五歳の女の子が来たので「Kちゃんちに葉が落ちて迷惑をかけるね。ごめんね。」と言ったら、「いいよ。ママ、葉っぱが好きって言っとったで。」と答えました。
何回も落ち葉を掃きながらも、幼子に「葉っぱが好き」と言った若い母親の心根のやさしさと気遣いを思い出して、申し訳なく思いました。 (「関のまちのちょっといい話」より)
(6)「当たり前のことが出来ていないと」
⭐以前、知人であるAさんが「商売がうまくいってないんだけど、一度見てもらえないか」と言っていたので、そのAさんがオーナー兼店長の居酒屋さんに行きました。
本人は、集客方法は何がいいのか?とか、どんな料理が喜ばれるか?とか、この味には自信があるんだけど、といった具合で模索しているようでしたが、僕は一瞬で「これだ!」という原因がわかりました。それは、「床に落ちていた一本の箸」。ちょっと考えていただきたいのですが、もし床に箸が落ちていたらどうします? そこで働いている立場だったら、間違いなくスグに拾うと思います。仮にお客さんだったとしても拾うでしょう。当たり前のことです。しかし、当たり前のことが出来ていないということは、きっと料理も中途半端だと思われてしまう。掃除も行き届いていないと思われてしまう。案の定、トイレを借りたら予想通り汚かったり、床が油で滑りそうだったり、付けている前掛けも汚れが目立って清潔感を感じられなかったりと、そういう所に目がいってしまうようになるのが人の心理ではないでしょうか。ほんの些細なことのように思うかもしれませんが、その些細なことの積み重ねで「普通」を超え、「上質になっていくのではないでしょうか。」
(7)「リーダーに求める最も重要な資質とは?」
成功を収めるリーダーになれるのは、自分の利を超えて、部下や従業員の本当の能力や手腕を見抜けるだけの謙虚さを持った人です。直面する問題に対し、従業員たち自らが “答えを見つけなければ” と思うような環境づくりをするのです。
今の時代の優れたリーダーとは、トップダウンで人を動かす管理型(コントロール型)のリーダーではありません。部下の力を引き出して、自発的に動けるように導けるメンター型のリーダーです。
※ 訓練生の皆さんは、授業や就労支援員さんとの面談(第2回:9月21日)を通じて、退所後の進路希望などについて話し合いを進めています。