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2023年06月2日更新

R5ジョブサポートだより第3号

  ジョブサポートだより  

 授業のようす❗         

      「ビジネスマナーの時間」に、言葉と表現(上司やお客様)について、具体的な事例をあげながら学習しました。また、「安全衛生の時間」には、けがや事故の原因についても学習しています。

   労災についての学習希望があり、「安全で安心な職場をつくるために」と題して、意見を出し合いながら学習しました。さらに、「計算実務の時間」には、基礎・基本的な学習の定着にも取り組んでいます。

 あれこれ記者ノート❗           

(1)質問力を高め、「グッドクエスチョン」で人間関係を築くには?   (「オフィスで役立つコラム集」より)

   「初対面の人にはこちらから話しかけるようにしているけど、なかなか会話が続かない」「こちらの質問に、相手が答えにくそうにしていることが多い」 こんな経験をしている人は多いと思いますが、原因の多くは「質問力」にあります。質問力とは何か。簡単にいうと、「不明点や疑問点などを問いかける能力」のこと。会話は言葉のキャッチボールと言われ、ちょっとした質問がきっかけになるのです。

  質問力はコミュケーションスキル        

 相手が質問をすんなりキャッチできれば、こちらにもいいボールを返球してくれる可能性が高まります。逆に、相手がキャッチするのに苦労する質問を投げかけると、なかなかスムーズにボール(言葉)のやりとりができなくなるのです。質問力は、相手がいることを前提としたコミュニケーションスキルで、質問力がすぐれていると、ビジネスでもプライベートでも、良好な人間関係を築くきっかけになります。

 最初に、質問力を高めるメリットをおさらいしておきます。まず、質問することで、相手に「あなたに関心を持っています」と伝えることができます。人間、関心を持たれて悪い気はしないため、質問することで相手から好意を抱いてもらいやすくなるでしょう。ただ、意味のない質問を続けるだけだと、相手から「うっとおしい」と思われかねないので、自分の意見や感想、体験なども少しずつ織り込みながら、「話したい」と相手に思わせる質問をする必要があります。次は「信頼関係構築のきっかけづくり」です。前述したように、会話は言葉のキャッチボールであり、やりとりをするうちにお互いの人となりがわかり、距離感も縮まっていきます。親近感を抱いてもらえれば、信頼関係の構築に大きく近づきます。

  オープンとクローズ。2つの質問方法を使い分ける      

 また、「情報収集」も大きなポイント。優秀なセールスパーソンは聞き上手だといいますが、ただ黙って聞いているわけではなく、的確かつ短い質問を投げかけ、情報収集を行いながら、相手の悩みや課題を引き出しているものです。質問には、「はい」「いいえ」の二択で答えられるものや、回答の範囲が限定されるものがあり、これは「クローズドクエスチョン」と呼びます。逆に回答の範囲を限定せず、自由に答えてもらうのが「オープンクエスチョン」です。質問の基本は、相手との距離感や立場を考えながら、クローズドクエスチョン、オープンクエスチョンを使い分けること。いくら仕事のキーパーソンだからといっても、初対面からいきなり踏み込んだ質問をすると、「失礼な人だ」と思われたり、警戒感を抱かせたりします。最初はクローズドクエスチョンで、相手が簡単に答えられる質問から始めて、少しずつオープンクエスチョンに展開しながら、話を引き出す流れが理想です。

   「類似性の法則」で親近感を抱かせる質問テクニック       

 では、質問力を高めるにはどうすればいいのでしょうか。

    【脱!知ったかぶり】

 相手に良い印象を与えたい。無知をさらして恥をかきたくない。そんな理由から、「知ったかぶり」をしてしまうこともあるでしょう。気持ちはわかりますが、話を進める過程で、「実はよく知らなかった」と相手にバレてしまうのが、印象の点では最悪です。

    聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥といいます。よく知らない話題になったら、知ったかぶりをするのではなく、素直に聞く勇気を持ってください。その際、「勉強不足ですいません」と、へりくだり、「それはどういう意味ですか?」と素直に聞けば、相手に悪い印象を与えずにすみます。

    【質問は相手に合わせて】

 世の中にはいろんな人がいます。優柔不断、寡黙、おしゃべり、せっかち、人づきあいが苦手・・・。同じ聞き方をするのではなく、相手の立場になって「どう聞かれたら最も答えやすいか」を考えてみてください。優柔不断な人なら「あなたはどう思いますか?」より、「右と左ならどっちだと思いますか」のほうが答えやすいはずです。

    【自分の立場を明確にする】

 人間関係には類似性の法則があります。これは、自分と共通点がある人には親近感を抱きやすい、というもので、最もわかりやすいのは出身地や出身校など。ビジネスの会話にも応用して「私はこうではないかと思いますが」と、自分の立ち位置を明かして「どう思われますか?」と質問します。相手も同感なら、類似性の法則で親近感が湧くでしょうし、別の意見なら、そこからオープンクエスチョンに展開できます。

   人の真似をするだけでも、質問力を鍛えるトレーニングに      

    【ロールモデルを見つける】

 初対面の人とでもすぐに打ち解けられる人は、相手に親近感を抱いてもらう質問力を持っています。どんな質問を、どんな順番でしているのか。リアクションの表情、声のトーンや相槌の打ち方、仕草など、細かく観察してみてください。すると、特別難しいことをやっているわけではないと気づくはず。ビジネスの突っ込んだ商談は別として、普段のコミュニケーションでは、質問力の高い人を真似するのもアリです。

   【メモを取る】

 質問する時にメモを取る。ここには2つの意味があります。まず、メモすることで次の質問内容を整理できること。もう一つは、心理学のインタビュー効果(メモを取られると真剣に回答しなければいけないという意識が働く)で、相手との距離を縮められること。理想は紙のメモ帳ですが、手元になければ「参考になるお話なのでスマホでメモをさせてください」と、スマホのメモ機能を使ってもいいでしょう。

 質問力は立派なビジネススキル。磨き上げるよう、いつも意識していたいものです。

(2)今月の一言                            「何気ない日常のちょっといい話」より

「今日のクレーム」     

  客:「荷物に鳥のフンが付いていた! 対策を!」       僕:「鳥の巣を撤去します」

    僕:「ツバメのヒナが・・・」       課長:「いい、俺がやる」

    課長:「かわいそう・・・」          次長:「私がなんとか」

 次長:「親子なんです・・・」       支店長:「俺がするわ」

   支店長:「無理」             夕方、二回目のクレームが来た

 「亀有駅前」       

 22歳の時に、人生で初めて亀有駅に行って、駅前の交番で「両さんいますか?」って聞いたら、「この時間じゃまだ寝てるよ」って言われた。興奮して、反対口の交番に行って同じ質問をしたら「サボってパチンコやってる」って言われた。感動してそのまま不動産屋に行って、亀有に引っ越した。

 「亀有駅北口」

 亀有駅北口の交番で「すみませーん、両さんいますか?」って聞いたら、「両さんね、今日は雨だからもう帰っちゃったんだよ」って言ってもらえた!お巡りさん、ありがとうございます!!

(3)「母の日エピソード」(5月)    

 「娘が小学1年生の時、母の日に学校からピンクのきれいな折紙の花を持ち帰りました。『きれいね〜』と手を出すと、『これは、おばあちゃんへのプレゼント!』と。聞くと、先生が母の日とは言わず、『毎日、みんなのご飯を作ったりお洗濯をしてくれる人にお礼をしましょう』というテーマで工作をしたそうです。娘にとって母の日はババの日だそうで・・・」

(4)「父の日のエピソード」(6月)   

「前年は子どもが“肩もみ券一年間フリーパス”をプレゼント。翌年は期間限定になっていて、期間外だとパパにお金を請求して肩もみしていました」

(5)6月のクイズ?       

      傘は使っているうちに水を弾(はじ)きにくくなっていきます。しかし、自宅でも簡単にできる方法で水を弾く力を復活させることができます。それは一体なんでしょうか

   ① 1か月間閉じたまま放置する

   ② ドライヤーで温風を当てる

   ③ 氷水で冷やす

    6月は梅雨で雨が多く降るにも関わらず、「水無月(みなづき)」と言います。それはいったいなぜでしょうか

    キレイな飲み水が不足する時期だから

    水筒の水があっという間になくなるほど暑いから

    『無』が『ない』以外の意味で使われている

(6)6月のクイズ?       

    夏といえばスイカの季節です。スイカには黒いしま模様がありますが、このしま模様は何のためにあるのでしょうか

   ① 太陽の光を集めるため

   ② 成長する時にできたヒビが黒くなるため

   ③ 動物に見つかりやすくするため

(7)耳寄りな話                        ある脳科学の先生の話から・・・

 読み聞かせの人の声やリズムは人それぞれですが、安心できる人のトーンは聞いている人の心拍や脳波に影響を与えるのです・・・って。いろいろな言葉に触れることはもちろんですが、情緒的な結びつきにより心が落ち着き、その中で喜怒哀楽をつかさどる脳の機能が一生懸命活動するのだとか。

   心を込めて読む・・・その気持ちが伝わるのかな、絆や心のやすらぎの基地づくりになるのだなと思いました。

(8)鼻のかみ方                                  (2016.12.16「読売新聞」より抜粋)

    岩武耳鼻咽喉科医院(神奈川県鎌倉市)院長の岩武博也さんによると、「片方の小鼻を押さえてもう一方をかむなど、片方ずつ小刻みにそっとかむのが、正しい鼻のかみ方。」 強くかむと耳が痛くなったり、鼻血が出たりする。「大事なのは、鼻をすすらず、こまめにかむ癖をつけさせることです」と話すのは、アリス耳鼻咽喉科(千葉市)院長の工藤典代さん。工藤さんによると、そもそも鼻水は、鼻から吸い込んだ空気に湿り気を加えるために分泌される。通常の分泌量なら問題ないが、細菌やウイルスなどの異物が入ってくると、それを流し出そうと多量に出てくる。水っぽくて透明の鼻水が出れば、恐らくは風邪の症状だ。一方、黄色や緑で粘り気のある鼻水なら、副鼻腔炎(慢性化したものは「蓄のう症」の名で知られている)が疑われる。「一番よくないのは、鼻水を軽く考えて放っておくこと」と工藤さん。鼻づまりで鼻呼吸ができなくなると、集中力がなくなったり、口呼吸でのどを痛めたりする。鼻をかまないで、いつまでも鼻水をためておけば、鼻の中で有害な細菌などが繁殖するおそれがある。その鼻水が中耳に入り込み、中耳炎を引き起こす例も多い。・・・とのこと。おかしいなと思ったら早めの受診を・・・

(9)「15分単位」の仕事術                     

    新年度を迎え、今年は効率的に仕事をするぞ!と思いを新たにされてきた方も多いと思います。とはいえ、重たい仕事やどう見ても時間のかかりそうな仕事は、スムーズに取り掛かれなかったり、なかなか思い通りに進まなかったりしがちです。今回は、そういったときの仕事術のお話をしてみたいと思います。

 いわゆるデキる人というのは、どんなに大きな時間のかかる仕事も「15分程度に細分化」して進めようとします。そうではない人が、時間がかかりそうだな〜、どうしようかな〜、今日は時間ないからいつか落ち着いたらやろうかな〜、なんて考えている間に「たとえ15分でも進められるべきところまでは進めてしまう」わけです。これが3〜4日続くだけでもものすごい差になります。私も仕事柄、いろいろな提案をすることがあるのですが、その時によく返ってくるのが「今はバタバタしているから落ち着いたらやるよ」という言葉。厳しい言い方ですが、これが一番できないパターン。日々いろいろやっている限りは恐らく落ち着くことはほぼないので、この時点で「やらない」と言っているようなものです。(まあ、あまり人のことは偉そうにとやかく言えないのですが・・・。)

 もうすでにおわかりのとおり、冒頭テーマにある「15分」というのは、何でも15分で終わらせてしまうという意味ではありません。例えば、複数のお客様に各5ページ分ぐらいの商品の提案書を作るとしましょう。

 いわゆるデキる人は、まとまった時間が取れた時にいっぺんにやろうとはしません。15分ぐらいあれば、まずはAさん向けの大まかな草案は作れるかなと考えて、それを実行します。そして、次のスキマ時間で、Bさん向けの草案を作ってみる。で、次の日、また15分ぐらいの時間でAさん向けの2ページ目ぐらいまで書けるかなと思い実行するわけです。

 というように、まとまった時間が取れないとできないと思い込み、目の前の量的な壁に阻まれてまだ何の動きも取れていない人とは、この時点でかなり差がついています。これが1週間後になりますと、まるで成果が違ってきますよね。大きな仕事や分量の多い仕事こそ、「細分化」して毎日少しでも前に進めていくようにしてみましょう。

 ここまで仕事にフォーカスして述べてきましたが、日頃の生活等の部分についても同じかと思います。15分あれば部屋の掃除ができるなとか、あの動画なら見られるなとか、ストレッチぐらいできそうだなとか、言いだすとキリがありませんが、使い方次第で短い時間でもけっこういろいろなことができるものです。・・・(大橋社会保険労務士事務所「ちょっと耳寄りな話」より抜粋)

お ま け   「第22回シルバー川柳」より                                    

 ・ 名所より トイレはどこだ バスツアー  東村雅夫

・ 犬猫に マイクロチップ 次は俺  角森玲子

・ ご飯つぶ 付いているから 食べたはず  南和男      

・ WEB予約 予約できたか 電話する  板垣宏

・ 徘徊に 行ってくるぞと 言われても  越智直樹