ジョブサポートだより
1 授業のようす ❗
「社会生活」の時間では、就職に向けて知っておくべき雇用契約書などに書かれた言葉、また、注意されたり指導されたりした時の態度や対応の仕方について、具体的に学習しました。各々目標実現に向けて、頑張っています。
毎朝、体力作りの一環として学校の周りを走っています。
2 あれこれ記者ノート ❗
(1)『転職・職探しの際に、気をつけたい会話』の秘訣
(「オフィスで役立つコラム集」より一部抜粋)
転職活動をする際、何が一番のポイントだと思いますか? それは、自分は「何が譲れなくて、何が我慢できないのか」をはっきりさせること。自分の性格や能力、価値観を冷静に分析し、整理して、チューニングする作業が大事になってきます。箇条書きにどんどん書き出してみてください。そして、じっくり優先順位を考え、答えが出ると、希望の転職先が見えてくるはず。あなたの人生がかかっています。面接で、それをきちんと伝えるのも会話術、テクニックです。
転職先候補の面接でうまく伝えるには・・・
面談や面接で相手にちゃんと伝えるためには「嘘はつかず、ポジティブな理由を」話すことです。
【これまでの経歴の伝え方】
これまであなたがやってきた仕事の内容を、5W1Hを明示して書き出しましょう。これは、自分の経験や実績を伝えやすく組み立てるためです。ご存知のとおり5W1Hとは、When(期間)、Where(場所)、Who(顧客)、What(取扱商品など)、Why(目的)、How(方法)のこと。 〈例〉「従業員1,000名以上の企業を対象に、部品などの有形商材を、エリア別チーム制のルートセールスにより販売、12か月連続で○○%の売上をあげました」
【自己PRの伝え方】
自分のキャリアが、転職先の企業でどう活かせるかについて具体的に話すとよいでしょう。事前に当該企業のホームページなどをチェックして、会社の沿革・事業内容をよく把握したうえで、相手にしっかりと伝えましょう。 〈例〉「御社は○年に**事業を始めておられ、時代のニーズをいち早く捉え、**のIT化を進めるといった変革スピードに魅力を感じました。これまで自分が経験してきた○○の分野で御社のお役に立てると思います」
【給与交渉の伝え方】
「交渉するぞ!」というスタンスではなく、お願い、相談をする姿勢で交渉することが大切です。交渉時は「給与」「年収」といった金銭を直接表すような言葉を使うのは避けます。まずは自分が即戦力となる知識・経験を身につけている人材であることを伝え、「御社の基準に見合った範囲で検討していただければと思います」に留めます。ただ、相手が具体的な数字を出してきた場合は、謙虚な姿勢を保ちつつ返答すればいいでしょう。交渉中に相手が希望額を聞いてきた時は、「なぜその金額なのか」という根拠を持たせた説明が必要です。 〈例〉「**の分野の製品開発で**を商品化。海外にも高評価で、おかげさまで目標を達成しました。こうした実績から、前社の年棒を基準にご判断いただければと思います」 日本では、希望年収に固執しないというアプローチが有効です。金額には固執せず、歩み寄る姿勢や努力する姿勢を見せることが大切です。あまりにも低い金額を提示されたら「希望額に近づくためには、どのような成果をあげればいいでしょうか?」と聞くと、好印象。
(2)「事始め」 (2023.12.10愛媛新聞『四季録』より一部抜粋)
12月13日は、噺家の世界では、昔から「事始め」という行事の日です。・・・なぜ、12月13日に「事始め」を行うかというと、これには諸説あるのですが、「お正月は仕事で忙しいから」ということと、もう一つはお琴の弦の数が13本あるから、「琴」と「事」をかけて、13日になったそうです。・・・(大掃等が終わったら・・)毎年、師匠はいろんな訓示を述べますが、ある年こんなことを言われました。
「苦しい時が上り坂、楽な時が下り坂」 一生懸命、歯を食いしばって頑張っている時はレベルもどんどん上がっている時。反対に、楽ばかりしている時は、実力もどんどん落ちていく。「日々、精進しなさいというありがたい教えです。
・・・ 最近、昔ながらの行事が、どんどんなくなって、寂しいですね。時代の流れで仕方ないことなのですが、無理のない程度に残していくことは、大事かもしれません。「現代人」も「電力会社」と同じ、「伝統(電灯)」を守らないといけません。 (林家染太・落語家)
(3)「農業と天気のことわざ」
去年は、四季のうち春や秋がなくなる「二季」になったかのようだった。7〜9月の月平均気温は、3か月連続して統計史上最高値を記録し、「最も暑い夏」になった。その猛暑があまりに強烈だっただけに、昨年1月の「10年に1度」の強い寒波が日本列島を襲ったことも忘れそうだ。日本の「最も暑い夏」がコメや野菜、果実の品質や収穫量に深刻な影響を与えた。極端な暑さや寒さが恒常化すると農産物被害も繰り返されるが、日本の農業はまだ頻発する異常気象に十分対応できていない。 農産物を守るためにも、長年の経験から得た知恵の塊、農業と天気のことわざに注目してみました。(農業は昔からお天気次第と言われ、人々はその地域の風や雲、空の様子などから天気がどうなるのかを“ことわざ”として言い伝えて、農作業などに利用してきました。)
【夕焼けに鎌を研げ】(秋の夕焼け鎌研いで待っとれ)
天気は普通西から東に移動します。西の空が明るい夕焼けは、明日の晴れを保証するようなもの。だから、鎌を研いで草刈りや稲刈りの準備をせよ、準備が肝心という意味です。
【日照りに不作なし】
日照りが続く年は、一部に干害はあるとしても、全体としては豊作になるということ。このところ毎年の夏は記録的な猛暑で、雨も僅かでしたが、凶作にはなりませんでした。まさに「日照りに不作なし」ってことですね。
【寒さが暖かいと凶作】
「寒さが暖かい」というのは、冬の寒さがいつもの年より暖かいという意味です。暖冬の時は病害虫が死なずに越冬してしまい、病害虫の被害が増えて凶作になるということです。また、暖冬の年は夏の気温が低くなることが多く、冷害で凶作になることもあるようです。
【ダイコンの根が長い年は寒い】
ダイコンは温度に敏感な野菜です。寒い地域では細長く、暖かいところでは太くなります。寒い年には地下深く根を下ろし、暖かい年には太くなります。
【ナスの豊作はイネの豊作】
ナスはインド原産。暑いと生育が良く、逆に寒いと生育が悪くなります。また、ナスの花が咲く頃に雨が多くなると、花が落ちてしまい、実がつきません。イネもまた熱帯が原産地です。ナスがよく育って豊作になる時は、イネも豊作になるわけです。
上記は、昔の農民が長年の経験から得た貴重な知識を諺(ことわざ)にして、後世の人に伝承したものです。今では科学的に証明できるものがほとんどですが、なるほどなぁ〜・・・と思えるものばかりです。考えてみると、農業って(農家の人って)、1人の人が経験している回数ってさほど多くないんですよね。例えば稲作。これは1年がかりの仕事ですから、50年やってる超ベテランの人でも栽培の経験回数はせいぜい50回。いっぽうで自然の現象はそれこそ数えきれないくらい何通りもあって、その50回の栽培の中で経験できることの割合はむしろ少ないくらいです。なので、諺に込められている過去から伝承されてきた知恵が貴重になってくるのです。
〔その他〕
東風が吹くと天気が崩れる 朝焼けは雨、夕焼けは晴れ 雷が三つ鳴ると梅雨が明ける
鳥の巣の高い年は大水が出る くもの巣が縦に張ると雨になる 猫が顔から耳まで顔洗いすると雨
“農業のことわざ”でこんなのもあります ・・・
作を肥やさず土を肥やせ 一種(いちたね) 二肥(にこえ) 三作(さんつくり)
鎌を洗わずに寝ると、疲れが治らない 里芋は田植歌を聞かねば芽が出ない 主人の足跡は、肥料にまさる
田は下から掘れ、溝は上からさらえ 八十八夜を過ぎて種まきすると、はえそぶりがない
(4)「知ってるようで知らない日本語〈“目”の慣用表現〉」(「オフィスで役立つコラム集」より一部抜粋)
顔のパーツの中でも人の印象の決め手になる割合が高いのが“目”です。・・情報を得ると同時に情報発信装置にもなる“目”。目にまつわる言葉の数々を紹介します。
目に本心が表れる?
最近、「目力(めヂカラ)がある」というフレーズ、よく耳にしますね。目力とは目に浮かぶ表情や視線から受ける印象のこと。目力ががある人からはポジティブなオーラが感じられて、つい惹きつけられてしまうものです。
「目は口ほどにものを言う」ということわざがあります。“目には感情が表れるので言葉にしなくても相手に気持ちが伝わるものだ”という意味です。また、“言葉で上手くごまかそうとしても、相手の目を見れば真実がわかる”という意味もあります。似た言葉で「目は心の鏡」とも言います。知らず知らず目に浮かんでしまう喜怒哀楽の感情を隠すのはなかなか難しいようです。視線は自分でコントロールできますが、無意識に動いてしまうこともあります。「目が泳ぐ」は瞳があちこち動いてしまう様子を表した言葉です。思いがけないことに遭遇したり、嘘をついたりして動揺したとき、焦りが出てしまうことを指す慣用表現です。
「目に角(かど)を立てる」は怒っていること。怒りで感情が高ぶると目が鋭くなり、つり上がっているように見えることからきています。「目を三角にする」も同じ意味です。一方「目くじらを立てる」は相手の欠点を探し出して責め立てることを言います。“目くじら”とは目じりのこと。人に厳しい目を向ける場合も目が鋭くなってしまうのですね。
活力のある人を例える時に「目が輝いている」「目に光がある」と言いますが、「目を光らせる」は少し異なります。こちらは目を向ける対象や人々が悪事を働かないようにしっかり監視するという意味があります。
「目を丸くする」は驚きを表す言葉。「目を皿にする」も、目を丸い皿のように大きく見開いた状態で、驚きを表しますが、何かを一心に捜し求めたり注意深く見守ったりする場合にも使われます。「鵜の目鷹の目」は鳥が獲物を探すときのように鋭い目つきで何かを探す様子を表したものです。
混同しやすい目の慣用表現
目は多くの情報を取り入れる器官。目から得た情報を上手に活かすという意味で「目端(めはし)が利(き)く」という言葉があります。その場その場に応じて才知を働かせる人、機転がきく人を指す言葉です。これと混同しやすいのが「目鼻が利く」です。「目が利く」(物事の本質を見抜く力があること)、「鼻が利く」(少しの兆候から役に立つことを見つけ出す力があること)という言葉はありますが、「目鼻が利く」は誤りです。
「目配せ(めくばせ)」と「目配り(めくばり)」も混同しやすい言葉です。「目配せ」は、視線やまばたきなどで相手にアイズや指図することを指します。一方「目配り」はよく注意して目をあちこちに行き届かせることを言います。現代ではどちらも「配」の漢字が使われていますが、「目配せ」はもともと「目を食わす」からきているそう。「食わす」は「相手に一杯食わせる」という使い方をするように、「こちらの意図を相手に知らせる」のが目配せになります。
「目を養う」は多くの情報に触れ、物事の良し悪しを判断する力をつけることを表しています。似た言葉で「目の正月」「目の保養」があります。こちらは美しいもの、珍しいものを見て楽しむことを表しています。仕事の情報を得るなら「目を養う」、推し活などの趣味を楽しむなら、その対象をめでるのが「目の正月」という感じでしょうか。以上、目にまつわる言葉のほんの一部です。
3 今月の一言(雑学 ・・・おまけ1)❗
どんな数も「6174」 (数からの挑戦状「4桁の不思議な法則」高知新聞〔井筒智彦〕より)
車のナンバープレートには、主に4桁の数字が書かれています。車を買ったときのままの人もいれば、変える人もいます。もし、「6174」という数字を見かけたら、運転手は算数・数学好きの可能性があります。この数は、特別です。その証拠に、次の計算をしてみてください。「数をバラバラにして、一つは大きい順に、もう一つは小さい順に並び替える。大きい方から小さい方を引き算する」
大きい順に並べると7641、小さい順に並べると1467。引き算すると「6174」。元の数と同じになりました。
ある数に対して、最大と最小に並び替えて引き算したときに、元の数になるものを「カプレカ数」や「カプレカー数」といいます。発見者であるインドの数学者の名前に由来します。
4桁のカプレカ数は、「6174」だけです。「それがどうしたの?」と思いますよね。面白いのは、ここから。何か好きな4桁の数を選んでください。ただし、7777のようなゾロ目は除きます。その数に対して、先ほどの計算を繰り返して見てください。不思議なことに、最初にどんな数を選んでも、最大7回の計算で「6174」になるんです。すごくないですか? 実は3桁の数も、同じ方法で、とある数にたどり着きます。頭の体操になりますよ。
(雑学 ・・・おまけ2)
同じ数をくりかえす ?
電卓を用意して、「1÷7=」を入力して見てください。(もちろん、筆算でもOK)
1÷7=0.142857142・・・ 「142857」という数字の並びが、繰り返し現れてきます。
続いて、2÷7、3÷7・・・、6÷7も、同じように計算して、並べて書いてみてください。よく数字を見てみると、どの計算結果にも、「142857」の数字の並びが現れています!
(雑学 ・・・おまけ3)
🌉「今までの最低体重」
母ちゃんが、スポーツクラブに入った時のこと。申込用紙に、今までの最低体重を記入する欄があった。そこに、「3500g」と書いた母ちゃん・・・。店員さんに、書き直しさせられていた。
🌉「明日の日本」
友人との会話。 オレ「日本の官公庁の中で、本気で明日の日本のこと考えてるのって、どこだと思う?」 友人「気象庁くらいじゃね。」
(おまけ「面白い話200選」より)