ジョブサポート タムラ|障がい者職業能力開発支援事業ジョブサポート タムラ|障がい者職業能力開発支援事業

2022年03月29日更新

R3ジョブサポートだより第12号

    ジョブサポートだより  

 卒業(修了)に当たって❗     

(1)訓練生からの言葉     

    Aさん:ジョブサポートの皆さん、一年間ありがとうございました。

                新しい仕事を始めても、あきらめずにがんばります。

    Bさん:仕事をがんばります。       

                ・一年間ありがとうございました。

    Cさん:ここに入って、いろんなことが知れました。 
                ・仲間や職場の人と協力してやる、それもいいことだというの
が知れました。

                これから社会に出ていく中で、自分を守るのは自分ということがわかりました。

    Dさん:リネンの仕事に早くなれて、がんばります。  

                ・アンパンマンとスーパー戦隊を見たいです。

    Eさん:いろいろ勉強になりました。    

                ・学んだことを生かして、仕事場でもせいいっぱい頑張ります。

    Fさん:ジョブサポートのみなさん、一年間ありがとうございました。

    Gさん:ジョブサポートの先生、スタッフの方々には、一年間本当にありがとうございました。
                ・あっという間の一年間でした。いろいろなことがありました
が、良い思い出になりま

      した。
                ・ジョブサポートで学んだことをこれからの就労に生かし、頑
張っていこうと思います。

(2)運営管理者から訓練生に贈る言葉     

 7名の方々、訓練修了おめでとうございます。1年間は長いようで短いというのが今年の実感です。ここ、ジョブサポート・タムラは学校とは違う、良き社会人となるための勉強をする場所です。みなさん一人一人に合わせて訓練を進めてきたつもりですが、最後にこれだけ言わせてください。

 それはどんなことかというと、働くための勉強は働く経験を通して身につくことです。もちろん計算や漢字、お金の勉強も大事ですが、現実に使ってこそなんぼです。是非これからも働く中でどんどん勉強して成長していってほしいと願っています。

 また、「のん気、根気、元気」という言葉があるように、働くためには、あまりこせこせしてもいけません。しっかり働いてゆっくり休んだり、趣味を楽しんだりして、リフレッシュして、また働くという健康的なサイクルを目指してほしいです。呉々もゲーム脳やスマホ脳になってしまわないように気をつけてくださいね。自分の生活は自分で少しずつでも決めていけるように、これからの人生を切り開いていってください。

 現実の社会はシビアで厳しい面が多く、挫折しそうになることも多いと思います。そんな時、ジョブで培った「負けじ魂」を思い出して、乗り越えていってください。

 あれこれ記者ノート ❗               

(1)「卒業(修了)する皆さんへ 1」(贈る言葉)  

 ①「こけたら、立ちなはれ」(松下幸之助)  

   何かにつまづいてしまったら、くよくよせずに立ち上がって前に進めという意味がこもった格言です。

 「人の世に道は一つということはない。道は百も千もある」(坂本龍馬)

   幸せというのは、一つではないという教えの言葉です。

 「あなたの話は信じてもらえないかもしれない。でも、あなたの行いは、誰もが信じるでしょう」   (ルイス・キャロルイギリスの作家、数学者

   目に見える行動は、どんな言葉より説得力があるという教えです。

 「目が前向きについているのはなぜだと思う?前へ前へと進むためだ!」                                       (ドラえもんののび太の小学校の先生)

 「何かに挑戦したら確実に報われるのであれば、誰でも必ず挑戦するだろう。報われないかもしれないところで、同じ情熱、気力、モチベーションをもって継続しているのは非常に大変なことであり、私は、それこそが才能だと思っている」(羽生善治)

 「どんな人間も、自分が思っている以上のことができる」(ヘンリー・フォード)

 「私がこの世に生まれてきたのは、私でなければできない仕事が何かひとつこの世にあるからなのだ」(相田みつを)

 「人生で最も永続的でしかも緊急の問いかけは、『他人のために、今あなたは何をしているか』である」(キング牧師)

(2)卒業生に送ることわざ    

 ①初心忘るべからず 石の上にも三年 急がば回れ 継続は力なり 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥 朝の来ない夜はない

(3)「誰とでも話せるコミュニケーション力」      

 会話の中で違和感を感じても、相手の話を否定しない。

 自己開示を交え、相手の話へと軸を移す。そして聞く側に。

(4)「青人草」    

 みずみずしい命あふれる君たち(青人草)青草は、弱々しく見えても旺盛な生命力と多種多様な草が共存共生した集団環境を作って生き生きとした生命に満ちた大地を作り上げています。君たちも自信を持ってしっかり大地を踏みしめ、社会に旅立ち仲間と歩んでください。

 ところで話は変わりますが、今落ち葉や生命力ある草を集めて、腐葉土作りに取り組んでいます。

 お ま け       

(1)卒業する皆さんへ 2            

  結果は後からついてきます。まず、なんでも一生懸命やってみるこ と。一生懸命やっている姿は、必ず周りの誰か、いや皆んなが見ています。いつかそれが認められ、新たなチャンスにつながります。そこで頑張れば、また次のチャンスにもつながります。そこからきっといい結果が訪れるはず。努力は人を裏切りません。(やらない言い訳より、やるための知恵を出しましょう。)

  次に、自分も周りも幸せにできる人になってほしいです。そのためには「感謝(ありがとう。おかげさまで。)」の思いを常に持つこと、「出会い」を大切にすることです。しかし、コロナ禍での一年は、人とのつながりを考える時間ともなりました。人とのつながりは安心感を生み出す一方で、人間関係におけるストレスやトラブルも生みます。つらい時期もいつか「そんな頃もあったな」と振り返ることができるようになります。焦らずじっくりと、時には立ち止まりながら、少しずつ進んでいってください。

  自分の将来、自分の進む道は、自分で決めなければなりません。どんな人生を歩みたいのか、自分で考え、行動してほしいと思います。人生は、「お金、名誉」ではありません。夢中になって時間を忘れるような仕事を選んでほしいと思います。(すべてのことに楽しさを見つけられる人間になってほしいです。辛いから逃げるのではなく、その辛さが楽しく思えるように主体的に動くこと。そうすれば面白さが見えてきます。)

  「千里の道も一歩から」 これから社会に踏み出す皆さんにとって、未知のところに一歩を踏み入れるのは勇気がいることです。でも、一歩を踏み出すことで開ける道があります。一歩を踏み出すにはたくさんのエネルギーも使いますが、思い切って力を込めて踏み出してみると、自分では思いもよらない力が出せることがあります。

  卒業は旅の始まり。これから楽しいこと、つらいこと、うれしいこと、苦しいこと、さまざまな経験が皆さんを待ち受けています。その一つ一つが皆さんの財産になります。目の前の一日一日を大切に積み重ねていきましょう。

  ただ、忙しいという字は「心を亡くす」と書きます。慌ただしい社会で、忙しく日々の生活に追われることもあると思いますが、時には一休みも大切ですよ。

  さて最後に、「一番やりたいこと」なんて、後から振り返って語るもの。目の前の出会いに全力投球してください。春からの新しい環境では、自分が経験したことがない新しい挑戦がたくさんあると思います。その時に、「できない」と諦めずに「どうしたらできるか」と考えて取り組んでみてください。

「ふだんの くらしの しあわせ」  

    「何かを始めるのに 遅すぎることはない」   さあ、出発進行!!!

  おまけのおまけ、必要な情報処理能力とは?:世の中には、知らないために損をする情報と鵜呑みにして損をする情報があります。必要に応じて自発的に情報を収集し、その情報に惑わされないようにじっくり考えることを心掛けてください。ただし、そもそもどこに必要な情報があるかが分からなければなりません。自分で探せなければ、近くに頼れる人を作りましょう。情報を適切に扱うことができれば、きっとより良い意思決定の一助となるはずです。

    ジョブサポートは、いつでも待っています。     

                               参考:日本福祉大学 卒業生へ贈る言葉(教員メッセージ)

(2)坂村真民の名言・格言より   

「花は一筋に咲く」      

  花は一瞬にして 咲くのではない。

 大地から芽から出て 葉をつくり、

 葉を繁らせ、成長して、つぼみをつくり

 花を咲かせ、実をつくっていく。

 花は一瞬にして 咲くのではない。

 花は一筋に咲くのだ。

「花は一瞬にして咲かない」      

  花は一瞬にして 咲かない。

 大木も一瞬にして 大きくはならない。

 一日一夜の積み重ねの上に その栄光を示すのである。

 「一年草のように」      

  生も一度きり、

  死も一度きり、

 一度きりの人生だから、

 一年草のように、

 独自の花を咲かせよう。     

(3)「信念持ち黒子のように働く」   伊予市 海田 淑彦(57)

 小学生の頃、担任の教師が私たちに、世の中には歴史上の偉人たちよりも偉い人々がいると教えてくれた。どんな人かというと、人の知らないところで人のために尽力している人だという。例えば、人間浄瑠璃は人形が主役だが、それを操る黒子という人がいないと成立しない。映画やドラマでも主役の俳優に脚光が当たるが、その裏で照明や撮影、道具係の人々が働くことにより初めて成功するのだと。

 世の中には、人に知られないで人のために働いている無名の人々がたくさんいる。富や名声だけが人間の価値を決めるのではない。本当に偉い人は人の知らないところで人のために働く。それはカネのために働いているのではない。むしろ富や名声とは無縁のところで、自らの「信念」のために働く。そんな人々こそ、かけがえのない「世の光」だと思う。

 私はそんな人々こそ真に偉大だと思う。そして、私も富や名声に目を向けないで、世の中の黒子のように働きたいと思っている。(農業)                      愛媛新聞 2022年2月1日 「門」欄より

(4)「鍛錬」について         大隈重信               

    何かあるたびに、これしきのことにとさえ

    思って行けばなんでもない。

    鍛錬は成功の母である。

    従って成功せんとすれば自ら進んで苦労の中へ

 突き進んでゆく勇気がなければならない。

   「仕事に学び 仕事を楽しむ」