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2020年11月30日更新

R2ジョブサポートだより第8号

  ジョブサポートだより 

 授業じゅぎょうのようす ❗        

  社会生活」の時間では、11月から行う現場実習の心得や、学生と社会人の違いなどについて学習しました。実習は進路を考える参考になる体験であり、仕事の種類や内容が自分の適正に合うかどうかを学ぶとともに、生活リズムの違いを知る良い機会であることなどを学びました。

  「現場(企業)実習」に、11月30日から1週間の予定で、訓練生二人がそれぞれの目的を持って取り組んでいます。実習中のそれぞれの目標は、“与えられた仕事が早くできるように頑張る” “休まず継続して取り組む” “自分に合う仕事かどうか確かめる”です。

  

【チョットいい話】 —「いい仕事」—             

いい仕事をしたいなら 価値観が異なる人を受け入れなさい  いい仕事をしたいなら 時間を守りなさい

いい仕事をしたいなら 一人で抱え込まず頼りなさい        いい仕事をしたいなら 素直に話を聞きなさい

いい仕事をしたいなら 愚痴を言うのをやめなさい       いい仕事をしたいなら 自分から挨拶をしなさい

いい仕事をしたいなら 笑顔で話しかけなさい  いい仕事をしたいなら 相手の気持ちを想像しなさい

いい仕事をしたいなら 楽しもうとしなさい  いい仕事をしたいなら 学び続けなさい

いい仕事をしたいなら 気遣いと感謝の気持ちを忘れないように

いい仕事をしていれば いい人生が待っている   (仕事をやめたいと思ったときにやりたい「名言占い」より)

   来年は丑年です《2021年の干支は辛丑》 

    干支という場合、“干”にあたる十干(じっかん)と、“支”にあたる十二支を組み合わせたものになります!

・ 「辛丑年」は全体的にまとまりのある年になりやすいですが、前半は目標に向かってコツコツと努力を重ねて準備をし、後半になるほど準備された芽が大きく伸び始める期待を込めた年となっています。

・ ところで、なぜ「牛」ではなく「丑」なのでしょう。もともと十二支は、数を数えるための記号で、古くは動物とは無関係でした。文字にわかりやすい動物を当てはめることで、覚えやすいようにしたということです。そのため言葉としても「丑三ツ刻」、「土用の丑の日」と、動物とは全く関係のない意味で使われます。

・ 「丑」という字は、手の指を曲げて物を握る様子を表した象形文字で、つかむ、からむという意味があり、芽が種子の内部で伸びきらない状態を表しています。現在でも「紐」などの漢字がそれを表しています。この字を覚えやすくするために、動物の「牛」が割り当てられたということですが、「牛」は古くから食牛や乳牛、耕牛と呼ばれ酪農や農業で人々を助けてくれる存在として重要な生き物でした。大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる様子から、丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前触れ(芽が出る)」を表す年になると言われています。

・ そのため、丑年の人は、スロースターター気味ですが、一度始めると最後までやり切らないと気が済まない努力家が多く、「兄貴(姉御)分」タイプでしっかりした人が多いと言われています。

《丑年生まれの有名人・芸能人》   

堺 雅人、加山雄三、武田鉄矢、ウエンツ瑛士、北村匠海、小芝風花、上戸彩、バラク・オバマ、

矢沢永吉、イチロー、白鵬、山下智久、杉咲花、平野紫耀

 あれこれ記者ノート ❗    

(1) 「好きなこと」を仕事に      

 好きなことを仕事にして生きていくためにはどうすればいいですか?

 ラジオ番組などの企画でリスナーからの相談を受け付けると、思春期の学生さんなどからよくそんな質問をもらう。おそらく彼らからは、自分は「好きなことを仕事にできた人」に見えていて、そこに至るまでの有効な手段を知っていると思われているのだろう。・・・・・

 仕事というものはその性質上、外の評価を受けて初めて成立する。パンが売れるのは、そのパンがお金を支払うに値するほどおいしいだろうと買う人に判断されているからだ。だから、シンプルに考えれば、こちらの存在だけで仕事は成り立たない。いつも相手がいる。どんなことでも何かを仕事にするためには、誰か他者の評価を受けないといけない。・・・・・

 「好きなこと」はそのままその人の「得意なこと」であることも多く、少なからず自信がある場合がほとんどだ。・・・しかし、・・・「得意なこと」は言い訳がきかない。・・・「好きなこと」を仕事にするのは(それがあなたにとって大切なものであればあるほど)自分の存在自体を評価にさらすことと限りなく近くなっていく。

 それは思っているよりも過酷だ。しかも、追い打ちをかけるようだが、世の中には「好き」の度合が尋常ではない傑物がごろごろいる。自分の「好き」は生易しく半端なものであると思い知らされる瞬間が何度も訪れる。しかし、くじけてはならない。あくまで仕事にしたいなら、彼ら天才とも他者の評価を奪い合わなくてはならない。

 「やり続けられるか?」と問われてそれでも足を踏み入れてしまう人がたくさんいる。その覚悟は肯定したい。自分もその一人だからだ。一つだけ良いことを最後に記しておく。悔いは残らない。

                          いきものがかり水野良樹の「そして歌を書きながら」(抜粋)より

(2) ことわざあれこれ    

駕籠(かご)に乗る人担(かつ)ぐ人 そのまた草鞋(わらじ)を作る人     

 人には皆、それぞれの役割があるということ。この世の中は、いろいろな人たちで成り立っています。様々な職業に従事する人がいて、初めて成り立つもの。どんなに目立たない職業(役割)でも、それを社会は必要としていることに気が付けば、どんな仕事でもやりがいがあります。

(ころ)がる石には苔(こけ)が生(は)えぬ  

 このことわざは、元々は「A rolling stone gathers no moss.」(転がる石は苔をつけない)を和訳したものです。①「職業を転々とするのは良くないことで、地位も得られず、お金も身につかない」というのが当初の意味だったようです。しかし、現在では他の意味で使われることが多くなりました。

 ②「こまめに体を動かしてよく働く人が、いつも健康で生き生きして病気にならない」という例えでも使われるようになりました。さらに新しい意味が増え、③「活発に活動を続けていれば、時代に取り残されることはない」というもう一つの意味でも使われます。③の意味のことわざとしては、「使っている鍬(くわ)は光る」というものもあります。

 中国起源のことわざでは「流れる水は腐らず」というものもあります。常に生き生きと動いているものには、弊害(へいがい)が生じることがないという意味で使われます。

🌟(恩(おん)返しよりも)「恩送り」     

 恩を受けたらその人に返すことができなくても、誰か別の人に恩を送る。そうすることで、その恩が世の中を回っていく(次の世代につなげることが本当の恩返しになる)という意味です。