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2018年09月4日更新

H30ジョブサポートだより第5号

ジョブサポートだより 

 授業じゅぎょうのようす  

    社会生活」の時間に、登校(出勤)時の約束として、タイムカードの利用について説明し、毎日活用しています。

     また、「社会生活」の時間に、ジョブサポート・タムラでの目標を確認し、希望する職種を少しずつ絞っていきます。                           

    「基本実習」の時間には、訓練生は毎日目標を持って取り組んでいます。「ガウンや枕カバーのシワをていねいに伸ばします」「昨日より多く、30枚のアイロンがけをします」などです。仕上げた数が分かるように、カードを貼って数の確認をしています。

 あれこれ記者ノート  

(1)ジニア(和名:ヒャクニチソウ)キク科

     今年もジョブサポートの門前に咲きました。「百日」というだけあって、5月から11月上旬と開花期間が長く、次々と咲き続けます。

(2)今月の一言  

☆「指示や方針がコロコロ変わる人」(社会の中で学ぶ)

 “これでいこう”という了解のもと、資料作りに励んでいたら、数日後にはころっと方針が変わり、資料作りに費やした労力と時間が無駄に・・・。こんなことがしばしばある人とのおつき合い、どうすればイライラせずにすむか考えてみましょう。

 方針や指示が変わるのには、上司よりさらに上の立場の人の意向が絡む場合もあります。しかし、もう一つの原因として、頭の回転が早くあれこれ思いつきの段階で指示するため、次々に修正が入るタイプの人や反対に自分の意見に自信がなく、試行錯誤して指示や方針がぶれるタイプの人が考えられます。

 言うことが変わる人と仕事をする上で大事なのは、指示や方針が変わっても最終的に仕事に差し障りが出ないようにすること、ここが腕の見せどころです。 

 ではどうするかというと、「前回はこういった方針で進めるということでしたが、変更になるということでよろしいでしょうか」と、冷静に状況を整理して確認すること。そのためには、打ち合わせごとにきちんとメモを取って記録しておくとよいでしょう。

 また、変更後の指示についても、単なるフラッシュアイデアではないことを確認しましょう。同時に、「今後の作業の参考にしたいので」と変更の理由を聞きます。“変更になった”と言う事象だけにこだわるのではなく、変更に至った理由や考え方を納得することで、聞く側のストレスが減ります。

仕事マナー基本の「き」     

              キャップ  森 美佐子 社長に聞く

 「報 連 相」(報告・連絡・相談)はなぜ大切か。

会社を人の体に例えると、情報が流れるルートは血管です。自分のところで詰まると、会社全体が死んでしまいます。報連相には、仕事の流れをスムーズにし、チームワークをよくする役割があるのです。

 上手な指示の受け方は。

効果的な順番は、実は「相連報」です。指示を受けた時の相談が大切です。指示を受ける際は、明るい声で返事をし、要点を簡潔にメモしながら書きましょう。5W1Hを意識するのがポイントです。

 相談のこつについて。

 こつは、◯◯の件でご相談したいのですが、◯分ほどお時間いただけませんでしょうか」と具体的に伝えることです。忘れがちですが、相談した人には感謝を込めて、結果を報告します。

 連絡のポイントは。

 連絡は、必要な人にこまめに行います。曖昧な言葉を使わないよう気をつけましょう。連絡する順番も考慮し、外出時や不在時は特にこまめにしましょう。

 正しい報告の仕方は。

 原則として、指示を出した人への報告が必要です。内容の重要度、緊急度を考慮して、タイミングよく報告してください。ポイントは、結論から話すことです。基本的には事実を説明しましょう。悪い報告は、方向性やリカバリーのためにも早く行いましょう。

 

「平和への誓い」 

平成30年平和記念式典(広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式)にて、広島市長の平和宣言に続いて、子ども代表が次のような「平和への誓い」を述べました。

人間は、美しいものをつくることができます。人々を助け、笑顔にすることができます。しかし、恐ろしいものをつくってしまうのも人間です。

昭和20年(1945年)8月6日 午前8時15分。原子爆弾の投下によって、街は焼け、たくさんの命が奪われました。「助けて」と、泣き叫びながら倒れている子ども。「うちの息子はどこ」と、探し続けるお父さんやお母さん。「骨をもいでください」と頼む人は、皮膚が垂れ下がり、腕の肉がない姿でした。広島は、赤と黒だけの世界になったのです。

73年がたち、私たちに残されたのは、血がべっとりついた少女のワンピース、焼けた壁に記された伝言。そして今もなお、遺骨のないお墓の前で静かに手を合わせる人。広島に残る遺品に思いを寄せ、今でも苦しみ続ける人々の話に耳を傾け、今、私たちは、強く平和を願います。

平和とは、自然に笑顔になれること。平和とは、人も自分も幸せであること。平和とは、夢や希望をもてる未来があること。苦しみや憎しみを乗り越え、平和な未来をつくろうと懸命に生きてきた広島の人々。その平和への思いをつないでいく私たち。平和を作ることは、難しいことではありません。私たちは無力ではないのです。平和への思いを折り鶴に込めて、世界の人々へ届けます。

73年前の事実を、被爆者の思いを、私たちが学んで心に感じたことを、伝える伝承者になります。

平成30年(2018年)8月6日         

子ども代表  広島市立牛田小学校6年   新開美織

◯◯◯◯◯◯◯◯広島市立五日市東小学校6年 米広優陽

             201887日(火)「愛媛新聞」)より)