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2021年12月2日更新

R3ジョブサポートだより第9号

 ジョブサポートだより  

 授業じゅぎょうのようす ❗       

   社会生活」の時間では、11月に行われる就職面接会に向けて、面接の心得や職業選択などについて学習しました。参加の企業や採用予定の職種などについて、それぞれ熱心に調べたり、質問したりして、仕事の種類や内容が自分の適正に合うかどうかについて考えました。

    また、実際に面接の練習や履歴書の書き方なども学習しました。同時に、実習先の選定も具体的に進めています。

       1116日から123日まで愛媛大学附属特別支援学校高等部3年生1名、1117日から30日までみなら特別支援学校高等部3年生1名が、ジョブサポートやいぶきで実習しました。体操など体づくりも一緒にしました。

 あれこれ記者ノート ❗           

(1) 心温まる話    

 習いごとが続かない息子を叱らなかった母親 「grape(グレイプ)」(一部抜粋)より

 子供の頃に、周囲の大人から受けた教えが、その後の人生を大きく左右することはあります。‘ちゃんへん’さんがTwitterに投稿した、母親の教えが「素晴らしい」と話題になりました。

「すぐに習いごとを辞める息子を、母親が叱らなかった理由」

 子供の頃に、何かに興味を持つたびに、習いごとをさせてもらったという投稿者さん。いつも興味が続かず、ほとんどの習いごとをすぐに辞めてしまいました。しかし、そんな息子を、母親は一度も叱らなかったといいます。ある日、投稿者さんが「どうして怒らないの?」と尋ねると・・・母親から返ってきたのは、こんな言葉でした。

 「好きと思えなかったら、100%の力出せへんやろ?私の役割は、お前が興味を持ったことをなるべく体験させて、心から好きと思えることに出会えるまで投資することや」

 母親は、息子が心から好きだと思うものに出会えるまで、適した環境を与え、見守り続けることが大事だと考えていたのです。投稿者さんいわく、実家はとても貧乏だったため、息子にいろいろな経験をさせるお金は、母親が自力で稼いだものだとか。母親の教えによって、投稿者さんは2020年現在、プロのジャグリングパフォーマーとして世界を舞台に活躍しています。

  親子で努力 感動大きく自閉症の画家・石村さん                                              「愛媛新聞2021年9月21日」(一部抜粋)より

 生命力あふれる生き物を鮮やかに描き、幅広い世代の支持を集める新居浜市在住の画家石村嘉成さん(27)。母の故有希子さん=享年(40)=が書き残した膨大な手記をベースに、父和徳さん(60)が「自閉症の画家が世界に羽ばたくまで」を出版した。・・・著書には、「パニックを恐れずなんでも経験させる」難しさや「愛情あふれる、突き放し」の苦悩、お風呂で初めて「あいうえお」が言えた時の喜びなどが、日記の原文を交えて克明に、ありのままに記録されている。「一人で生きていけないからこそ、みんなに好かれる子に」—。これは夫婦が大切にした方針。やれることは可能な限り自分でやらせる。社会性を身につけるため、できるだけ外に連れ出す。親子とも心身の負担は増すが、それが将来につながると信じた。有希子さんが亡くなったのは2005年。11歳だった嘉成さんは、しばらくすると機嫌を損ねて暴れたり自傷行為をしたりすることが目に見えて減った。

 ・・・出会いや縁にも恵まれ、嘉成さんがたどり着いたのが芸術の世界。・・・かつては他者にぶつけるしかなかったエネルギーは、創作活動の源になっている。・・・

(2) 寅年にまつわる雑学     

母の深い親心   

    ことわざで「虎は千里行って千里帰る」とあります。このことわざは「虎が1日で千里を往復」できるということから、優れた行動力や勢いを意味することが多いのですが、単独で狩りを行う母親が巣穴に残した子どもの元へ千里の道でも帰るという母の深い親心を表す場合もあります。

寅と鬼の意外な関係    

   家の間取りなどで耳にする「鬼門」。鬼門とは、鬼(邪気)の出入りするところと言われ、方角は北東です。この北東は、干支でいう「丑寅」の方向に当たるそうです。そこから、鬼の特徴である角(つの)は丑の角、牙は寅の牙がついていると考えられています。さらにパンツの柄にも虎の皮が使われていますね。

🌟虎にまつわることわざ    

 虎視眈眈(こしたんたん)相手に隙があればつけ入ってやろうとじっと様子をうかがい、機会をねらっていること。

 虎の尾を踏むこの上もなく危険なことのたとえ。

 虎を野に放つ災いのもとになる危険なものを野放しにすることのたとえ。

 騎虎(きこ)の勢い物事に勢いがついて途中で止めにくいこと。 

 虎に翼もともと強いもの勢いのあるものに、さらに強いもの勢いのあるものが加わることのたとえ。 

 虎の威を借る狐権力や権勢のある人の力をかさに着ている人のたとえ。 

 張り子の虎威勢を張って強そうに見せかける人。

 虎を描きて狗に類す立派すぎるものや大き過ぎるものを求めたがために失敗してしまうことのたとえ。

虎穴に入らずんば虎子を得ず:何事も危険を冒さなければ成功を収めることはできないというたとえ。

(3) 「誰でも前向きになれる名言集」より     

 きっと明日はいい日になる   

  どうしてもうまくいかないと諦めたくなる

  自分には向いていないと 見極めるのも大切だけど

  あとから振り返って もっと頑張れたと後悔することもある

    諦めそうになったら もう一度だけ頑張ってみる

    これが最後だと思って いつまで頑張るのか決めて

    悔いのないようにのぞんでみる 諦めない気持ちが人生を変える

 内定の常識 その1   

 毎年 就職活動を始めたころに 

   志望していた業界とは 異なる業界から 内定をもらう人がいます

   それも選択肢を広げて 「可能性」を見つけ出したからこそ できること です

 内定の常識 その2   

 就職活動よりもこれから  (仕事の時間)が長く

   内定をもらうのに 人より時間がかかっても 内定をもらう時期が人より遅れても

   今後に左右することはありません

 小さな目標から始める   

 目標に大きいも 小さいもありません

   心の底からやりたいことを 考えましょう

   最初は小さな目標でも 取り組んでいるうちに 大きくなるかもしれません

 いつもの自分とは違うことをする  

 迷ったときは いつもの自分と 違うことをしましょう

   今まであなたが やらなかったことに 可能性があります

 まずやってみること  

 世の中にはやってみて 初めてわかることが たくさんあります

   できるかどうかは やってみてから 考えればいいのです

   準備しているうちに チャンスが逃げて しまうこともあります

 新しいことをしてみる   

 新しいことを始めると 成功することは約束されていませんが 

   成長は約束されています

「あかさたなはまやらわ の法則」田口久人    

 【あ】「ありがとう」は何度言っても良いこと 【い】「忙しい」と言う人は頼りにならないこと   【う】運を引き寄せるためには努力し続けること 【え】笑顔は最大の武器であること 【お】お礼はすぐにすること 【か】学生時代の友人を大切にすること 【き】今日から始めること  【く】苦しい時こそ諦めないこと  【け】健康を当たり前とは思ってはいけないこと 【こ】心を鍛えるには体を鍛えること 【さ】最低限のお金がないと自信を失うこと 【し】叱られるのは20代の特権であること   【す】素直になること 【せ】成功談よりも失敗談から学ぶこと 【そ】外に目を向けること  【た】他人の意見は無責任であること 【ち】小さなことで大騒ぎしないこと 【つ】強がらなくて良いこと 【て】できないと言う人は必要ない人であること 【と】どんな状況でも家族は裏切らないこと 【な】涙を流すのは恥ずかしくないこと 【に】人間は弱いこと 【ぬ】抜かりなく準備すること 【ね】熱意があれば、人は動いてくれること 【の】残り時間を意識すること 【は】早く失敗して、早く改善すること 【ひ】一人で頑張るのには限界があること 【ふ】プライドなんて持っても意味がないこと 【へ】偏見に出会ったら断固として戦うこと 【ほ】本当にやりたいことに集中すること 【ま】迷ったらすぐにやってみること 【み】みんなという言葉に安心しないこと 【む】群れずに「違い」を意識すること 【め】目上の人に甘えてもいいこと【も】目的がない行動は無駄であること 【や】やり直すのに遅いことはないこと 【ゆ】勇気は体験から生まれること 【よ】余裕がないと人を傷つけること 【ら】ライバルがいたほうが良いこと 【り】リラックスを心がけること 【る】ルールを破っても良いこと  【れ】冷静になって考えること 【ろ】ロマンを忘れないこと 【わ】わかっているのとできるのは違うこと

「仕 事」   田口久人        

 お金を得られるだけではなく 誰かに役立てて 

   一人ではできないことも 一緒に成し遂げられ 

   うれしいときには 一緒に喜んでくれる 

   悲しいときには  打ち込むことで 忘れさせてくれて 

   どんなに大変でも ありがとうの一言で救われる

   色々な人と出会いながら 自分を磨くのが仕事

(4) 「他人の動向が気になる人」 

 誰かが大声で叱られている、そんな場面に居合わせても、気になって精神的に疲れてしまう人と、うまくやり過ごせる人との違いはどこにあるのでしょう?

 心理学では、自分と他人を分けて認識するのが望ましいと考えられています。他人のことも自分のことのように考えたり感じたりしてしまうと、他の人のストレスやネガティブな気持ちまで背負いこむことになるからです。(“空気を読む”のが暗黙の了解になっている日本社会では同調圧力が強く、気を回しすぎて疲れてしまう人が少なくないのです。)

    人の動向が気になって疲れるのは、相手を思いやる感受性が強く、まるで自分のことのようにとらえてしまうから。たとえば、相手に不機嫌な態度をとられたとき、自分のせいで気分を害したのだろうかと考える傾向があります。でも、その人が不機嫌な理由は、直前にイヤなことがあったのかもしれないし、その人自身のミスにイラついていたのかもしれません。

    相手の態度が冷たいように感じても、それはその人の問題であって、自分には関係ない、こちらが気を回して察してあげることではないと割り切りましょう。さらに、周囲の人は、あなたのことをそれほど気にしていません。いつまでも気にしているのは自分だけ、と考えるようにしましょう。

    でも、「他人の動向が気になる人」は、他人への気遣いができる人でもあります。ネガティブな動向ばかりでなく、嬉しいことや楽しいことも自分のことのように喜べる力があるはず。人のことを喜べる能力は素晴らしいものです。                                               (「ビジネス支援サービス」より)

(5) 人間関係の影響力       

「朱に交われば赤くなる」は、人間関係の影響力にまつわることわざです。

    このことわざは、どちらかというと悪い影響を受けやすいという意味合いで使われることが多いようです。悪い人間からの影響を避けるために、良い環境に身を置いたほうがいいと、このことわざは教えています。「類は友を呼ぶ」も、人間関係の影響力に関することわざです。こちらは気の会う仲間や似た考えを持つ人は自然と集まるもの、ということわざ。ただし、この“類友”も良い方にも悪い方にも使われます。愚痴や悪口ばかり言って、ネガティブ思考にとらわれていると、同じ傾向を持つ人が周囲に増えてきて、状況は悪化する一方になりかねません。では、人間関係が良い影響だけを与えるということわざはあるのでしょうか。それに当てはまるのが、「麻につるる蓬(よもぎ)」です。麻はまっすぐ伸びる植物。その麻と一緒に生えていると、茎が曲がりやすい蓬も自然とまっすぐ伸びるようになる・・・善良な人がたくさんいる環境にあれば自然と良い影響を受けて成長できるという意味のことわざです。(「泥中の蓮(でいちゅうのはす)」も同様)

(6) 知識と知恵の意味と違い        

「知識」とは(知識の意味)  

   知識とは、学習や経験によって認識・理解できた事実や情報、技術などのことを意味します。要は、知識とは知っていることです。

「知恵」とは(知恵の意味)  

   知恵とは、知識や経験などを活用して物事を上手に認識、判断、処理することができる能力を意味します。要は、知恵とは知識や経験を上手に使いこなす能力です。

☪ 知識がなければ知恵は役立たないし、知恵がなければ知識は役立ちません。【密接な関係】

(7) 面接で活きる話し方 「転職時の面談では」ー     

  基本的なこと  

 「その〜」「あの〜」は禁句 だらだらと長く話さない 相手が無愛想でも、好印象な態度をとり続ける 相手の目を見る。マスク越しだからこそ活き活きとした眼差しで! 相手の話にはしっかりうなずき、目で表情豊かに受け答えをする 言い間違えてもおどおどせず、落ち着いてものを言う

具体的な言葉として   

 ○○をいつも心に留めて実践してきました」 「前職で培った○○の経験を活かし、御社に貢献できると思います」

悪い例は   

 回答が曖昧になりがち 暗記したことを棒読みする 面接官と会話のキャッチボールができない

思いつきで話した後の切り抜け方:ご質問の答えになっていますでしょうか                                                                        (「ビジネス支援サービス」より)

(8) 来年は寅年です《2022年の干支は壬寅!》    

    干支という場合、“干”にあたる十干(じっかん)と、“支”にあたる十二支を組み合わせたものになります!

・ 「寅」という字は、「演」から来ていると言われています。「演じる=人の前に立つ」という意味や「演(えん)」という字の語源の「延(えん)」から「延ばす」という意味を表しているそうです。このような意味から、「寅年」は、芽を出したものが「成長していく(見えてくる)」年などと言われています。

・ 寅年生まれは、勇敢な性格と優れた行動力で何事にも恐れず立ち向かい、強い信念をもって物事に挑戦していくと言われています。周りから一目置かれ、「カリスマ的存在」と言われる人が多く、また団体行動よりも単独行動を好む傾向があります。

・ また、責任感が強く、負けず嫌い。なんでも自分でやり切らないと気が済まず、知らず知らずの内に自分を追い込んでしまうことも。さらに、プライドが高いために周りに相談できず、一人で抱えてしまうこともある。豪快でもあるが、すぐにカッとなり我を忘れ後先を考えず行動してしまいがち。周りが見えなくなり、激しく対立して誤解されやすいところもあります。

・ そのため、寅年生まれの家族や友人には、「無理をしすぎていないか」聞いてあげましょう。また、周りとの間を少し取り持ってあげるなど、正しい指摘によって信頼関係が強まる場合もあります。

《寅年生まれの有名人・芸能人》長友佑都、山本太郎、上白石萌音、イモトアヤコ、レディー・ガガ、ウサイン・ボルト、トム・クルーズ、梅沢富美男、和田アキ子、華原朋美、松田聖子、松井秀喜、本田圭佑、ダルビッシュ有、八村塁、あばれる君、広瀬すず、みちょぱ

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🌠 訓練もあと3か月あまりになりました! 卒業までみんなで頑張ろう!

 お ま け ・・・ ?!】        (参考:マキャヴェリの名言等)

    いよいよ就職活動も、ラストスパートの時期になりました。行動せずに後悔するより、行動して後悔する方が賢明です。不可能が証明されていないことは可能でありますよ。大いなる意欲のあるところに、大いなる困難はありません・・・。夢に憧れることで人は輝き、夢を追うことで人は成長します。

    皆さん、今、その一瞬が一番若いのですよ。これからです。さあ、チャレンジの一歩を踏み出しましょう。  好機というものは、すぐさま捕まえないと逃げ去ってしまいますよ!

 子どもは言葉を発する大人の背中で言葉の中身を判断し、夢のない大人の言葉は伝わらないとのこと。 心を動かす、心が動かす支援に心掛け、そっと背中を押してあげたいと思います。

☪ 10月31日に衆議院選挙がありましたが・・・。  

                            (「マキャヴェリの名言」より)

  決断力のない君主は、多くの場合、当面の危険を回避しようとして中立を選ぶ。そしておおかたその君主は滅んでしまう。新秩序の導入は、旧制度下で上手くやってきたものすべてを敵にまわすことになる。

  民衆は無知であるが、真実を見抜く力はある。突然地位なりなんなりを受け継ぐことになってしまったものにとって、心すべき最大のことは、何よりもまず最初に、しかも直ちに、土台を固めることである。

  ある君主の賢明さを評価するに際して一番の方法は、その人物がどのような人間を周りに置いているかを見ることである。

  持続的な成功を求めるものは誰であれ、時代に合わせて行動を変えなければならない。